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ヘキサギア アーリーガバナー 作ってみた(アクリジョン練習)

突然何の前触れもなくヘキサギア アーリーガバナーの登場。

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コトブキヤの組み換えプラモ、ヘキサギア。ハードSFな設定も色々つけられているが、何が何やらさっぱり頭に入ってこんわ(笑)。まぁヒトガタの兵士をガバナーというらしい事だけは理解してる。

まぁほぼ1/24スケールのアクションフィギュアと思ってていい。

 

これまで何体かガバナーは作ってみたがSFチックだったり甲冑チックなものが多く、こういういかにもアーミースタイルみたいなのは初めてか? そういうデザイン面での個性が薄いせいか、このアーリーガバナーはプレイバリューが特徴らしい。

 

ごらんの通りのゴッテゴテの重装備だが、背中のアリスパックはもちろん、腰もポーチやグレネードが付いた重装パーツと何もない軽装パーツが付属。ハンドパーツも平手や貫き手、サムズアップやピースなど豊富に付属。

小火器もマシンガン3種にハンドガン、ナイフが付属。ハンドガンとナイフは収納状態と、抜いた状態と選択できる充実ぶり。

ヘッドパーツは組み換え無しで丸々5種類が付属。残念ながらコトブキヤお得意の塗装済パーツは付属しないため、顔出しのヘッドを使うには塗装が必要。小さいので、気にしない人なら肌を塗ってから目のところに軽くスミ入れする程度でも見られるだろう。他にも写真で使ったマスク付き、ゴーグルだけ装備したものなど塗装のレベルに合わせてムリなく使えるヘッドが揃っているのが親切なところ。

 

可動はまぁ最近の小型アクションフィギュアの標準的な感じだろう。胸のプロテクターのボリュームがあるため、腕が左右に広がっちゃうのがちょいと残念ポイントか。まぁ「気を付け」の姿勢にしなければ問題ない。

実にヒトっぽいシルエットなので立て膝などのポーズは決まりやすいのだが、重装備にすると脚の動きは大幅に制限される。遊ぶなら軽装一択。

 

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さて。もう一つのアーリーガバナーの特徴が、ほぼ全身ABSでこれまでのガバナーで使われていた軟質パーツは不使用。そんなところにクレオスの水性塗料アクリジョンはABSを侵さない(侵しにくい)と聞いて、彼にはアクリジョンの実験台になるために登場してもらったわけだ。

 

アクリジョンについて調べると、乾燥が早い、臭いが少ない、塗膜が強いというメリットが見つかる。一方で、すぐ乾燥してエアブラシが詰まる、発色が悪い、等のデメリットも。最初は筆塗りのつもりだったけど、模型屋で見たら「エアブラシ用うすめ液」というのも売ってたので「じゃあエアブラシ塗装も大丈夫だろう」と安易に路線変更。

 

結論から言うと、「普通に使える」。

私のエアブラシ環境は、0.5口径のハンドピースにクレオスのL5。調子に乗って一度に多くのパーツを塗ろうとすると、確かに途中で詰まって塗料の出は悪くなった。でもニードル全開でちょっと吹くとすぐに詰まりが取れるようで、特に洗浄や拭き取りなどをしなくても復活できた。この辺、濃度や気温などに寄るところも大きいだろうなぁ。まだ絶対とはいえず、しばらく様子見。

水で洗浄できるのは大きなメリット。ケチらずにジャブジャブ使って洗える。カップの中に乾燥した塗料が残るが、うちではラッカーも平気で使えるのでツールクリーナーで洗浄すれば問題ない。臭いがダメな人はアクリジョン専用の洗浄液もあるようだ。効果のほどは知らんけど。

 

おそらく、アクリジョンで1層作ると、その上から塗装しても大丈夫じゃないかなぁ?

今回はアリスパックのフレームをタミヤラッカーのフラットアルミで塗装したが特に問題ない。細かい筆塗りもラッカーでやっているが、もちろん問題ない。これが平気なら発色が悪いというデメリットがあってもアクリジョンをサフ代わりの下地材として使って、ラッカーで塗装すればいい。アクリジョンは下地用のベースカラーというシリーズも出るらしいし。

今回はやらなかったけど、アクリジョンの上からエナメルでウォッシングなども一度やってみたい。軽く塗るだけなら問題ないだろうけど、ウォッシングまでやると変なところに流れ込みそうで怖い(笑)。最近はパステルやその他ウェザリング用の塗料も沢山出ているので、安心して使えるものを探していきたい。

 

とにかくこれでABS塗装も怖がらずにできそうだ。今後メガミデバイスやFA:Gを作るときにも使えるだろう。

……さすがに、関節部とかこすれたらすぐ剥げたけどな。