ダラダラと好き勝手に遊ぶ

「趣味なんてこの程度でいいんじゃない?」とユルく生きてみる

紙バンドで日本刀プロジェクト(ツバ)

ツバってのは素人の俺でも知ってるくらい、有名なパーツ。とりあえず試作で作るだけなら適当な円盤で良いんだろうが、俺のイメージする「作り方」がどの程度現実的か試してみる。

 

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刀のツバというと小判型のイメージだったんだけど、資料を色々見てみたら円形のものがかなり多い。小判型のイメージ、どこで付いたのかなぁ。

 

まぁこの辺は時代や文化圏、職人の腕や趣味で好き勝手やっていい部分のようなので、好みで作って良いんだと思う。

 

中心の穴はもちろん刀身本体を通す穴だが、一回り小さな穴が片側、あるいは両側にあるものが多い。どうやらサヤの側面に溝を掘ってコヅカ(ミニナイフ)、コウガイ(エチケット棒)というオプションを装着した時に取り出せる小窓らしい。

もちろんそんな複雑になるモノはオミットするのだが、ツバの小窓はあった方がソレっぽい気がするので作ってみる。


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まずは外枠。だいたい10cm弱位が普通サイズらしい。もちろん好みで、大きさにしても形にしても自由に作って良いと思うが。

ダンボールで形を作り、細切りの紙バンドを巻いて外枠を作る。


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刀身に紙バンドを巻きつけて、中央の穴部分を作る。同様に、一回り小さい小窓枠も作って中央の穴枠に接着。

外枠と中心を方眼入りのカッティングマットに両面テープで固定するが、テープはベタベタ触って粘着力を落としておく。

もちろん位置はこの時合わせておく。


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細切りにした紙バンドを滴型にボンドで貼り、中央と外枠の間に貼っていく。この時、上に貼ったら次は下、右に貼ったら次は左、と「反対側」に貼っていく。一部分を集中して埋めるのではなく、隙間を半分、半分と割っていく感じ。

滴型の長さは現物合わせで、「ちょっと抵抗があるのを、紙の弾力で押し込む」感じにちょっとずつ切っていく。短くし過ぎて隙間ができるようだとアウト。

 

これを考えたのは自転車のスポークの張り方の手順から。

 

そんなこんなで完成したのが、最初の画像のもの。テキトーに作った割に、意外と格好いいじゃないか。


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さて。ツバを刀身に固定するのに、ワッシャーのような金具を挟むらしい。モノによって色々複雑な金具を組み合わせるモノもあるようだ。

まぁ今回は普通にワッシャー状のパーツ(卵焼きみたいだな)でツバを上下から挟む形にする。これをツバに接着してしまう事で、ツバの滴型の根元の接着面積を増やす作戦(強度アップ)。