ダイアクロン ダイアバトルスV2 レッドライトニング開けてみた。
もともとは新生ダイアクロン第一弾の大型キットらしい。それのリペイント版だ。
もちろん3機合体やダイアクロン隊員の搭乗という基本の部分はその時からしっかり確立。もっとも、私が手にしたのは今回が初めてだが。
凛々しいマスクやマッシブなスタイル、背中に背負った巨大な翼などヒーローのシンボル全開のロボットである。「変形のしわ寄せ」みたいなものは皆無と言っていい。
両手にソードを持つ二刀流の装備。足はつま先まで動くし、しっかり動く足首と広面積の効果もあって自立も安定。若干の干渉はあるものの腰の捻りも使えて、実にカッコいいロボ玩具である。各関節部にはクリックが仕込まれており、小気味よい可動と保持力。
もちろん様々な形態にも変形できるし、ジョイント類はバトルバッファローと共有部分も多く、組み換えも楽しめる仕様だ。
小型のバイクも付属して、隊員が乗れるのも地味に好ポイント。
だがまぁさすがに第一弾だけあって、粗削りな部分も少々。特に私は後発のバトルバッファローを先に触ってしまったのが良くなかったかもしれない。
まず、コクピットは4席あるのに付属のダイアクロン隊員は3人。確かに分離状態のビークルは3機なので3人というのも間違ってはいないのだろうが、3号機は複座だしバイクも搭載するので、4人いても良かったんじゃないだろうか。
合体するのに2号機3号機のコクピットを外してしまうのも少々難だ。まるでガンダムmkIIのGディフェンサーだ。巡行状態に変形できることもあって、「だったら合体状態で出撃しなよ」というツッコミが来るのも当然だろう。
合体前のビークルの個性が弱いのも引っかかる。後発のバトルバッファローでは偵察PS、攻撃機、兵員輸送トレーラーとキャラが立っているから余計にそう感じてしまうのだろう。その代わりバトルバッファローでは足の前面が甲板みたいになっちゃっているので、ロボ形態はバトルスの方に軍配が上がるだろう。優劣ではなくてどちらを優先するか、かな。
というわけで。第一弾らしい粗削りさとヒーローロボの魅力にあふれる玩具である。新生ダイアクロンのシンボルとしてふさわしい一品だった。