ダラダラと好き勝手に遊ぶ

「趣味なんてこの程度でいいんじゃない?」とユルく生きてみる

アニメ最終回感想色々

「乱歩奇譚」

モブ人物を全部シルエットにしちゃうのはゲームなんかでたまにある演出。でもこれがサスペンスアニメとよく合ってる。ここだけは褒める点。

 

それはそれとして一体、どこが「乱歩」だったのか。人間椅子のノリは一話だけ。それも、昭和のトリックと現代社会との相性がチグハグ。

話の本筋は、明智の旧友ナミコシの謎プログラムを利用した群発的猟奇殺人をめぐる攻防。そもそもパソコンのプログラムがどうやってリアル世界を支配するのか、そのためになぜ多くの人の自殺が必要だったのか、そもそもナミコシが自殺してしまってはプログラムの完成度の確認ができないではないか。彼は何をしたかったのだ?ま、登場人物がほぼ全員キチガイなので、論理性なんかないんだろうが。

細かい部分の設定や説明は全部「カオス」「バタフライ効果」で誤魔化して、風吹けば桶屋が儲かるのように結論だけ持ってこられて「はぁ?」な感じ。

 

まず、「乱歩」の名を付けるのを止める。そしてナミコシのプログラム、20面相の話を序盤から話の中心に持ってくる。これだけでだいぶ印象は違うはずだ。

 

 

「がっこうぐらし」

さんざんダラダラ尺を使って、伏線残しまくって逃げるように終了。

原作コミックスの断片をツギハギして、後から必死で辻褄合わせようとしてそこで力尽きた感じ。原作の緊迫感や、極限状態でギスギスしながらも共同生活を送っていく感じが一切なくなって、ただの萌アニメのようになってしまった。

階段が苦手なはずのゾンビたちが突然屋上まで登りまくり。設定の前提から大崩れだ。原作の謎ヘリもどうかと思うが、こっちはそれにも増して酷い。

2期への伏線残しまくって終わったけど、るーちゃん置いてきてるし、ってかそもそもアニメのりーさんはギリギリ感出してないし、どんどん原作からかけ離れていくだろうな。それはそれで、原作と全く違って「まとまった」作品として作り直してくれれば。

 

 

六花の勇者

んー……ギャグ漫画として作ったら、良かったんじゃないか?

条件にしてもトリックにしてもキーにしても後だしばっかりで、「はぁ、そうですか。ふーん」としか言いようがない。

製作側としては情報をできるだけ出さずに最後の謎解きで「えぇ~?」と言わせたかったんだろう。見ている側としては、情報が隠され過ぎてて何もかもが唐突。これじゃぁ話に乗れないわ

 

 

「GATE」

おい、1期終わるのに今から風呂敷広げてどうするよ(笑)

2期の発表もあったからだろうけど、歯切れ悪い終わり方だ。「伊丹ならやれる」「伊丹ならやるだろう」「伊丹なら」と突然のように皆が噂を始めて終了。まぁその分、2期にはすんなりつながるだろう。