もはやいつ買ったか忘れるほど昔のホビージャパンエクストラの付録だった、ウォーハンマーのフィギュアに手をつける。
一時期、模型誌でもずいぶん持ち上げてたよねぇ……最近、さっぱり見なくなったけど。
まずは仮組。今回はアクリジョンベースカラーをエアブラシでベタ塗りしてみた。
パーツを触った感じだと、メタルフィギュアをインジェクションキットとして進化させたという感想。プラモとして見ると新鮮な驚きがいっぱいかもしれないが、ホワイトメタルのゲームフィギュアと思えば正常進化じゃないかな。
パーツ分割が特殊と言われていたが、一発抜きのメタルフィギュアの延長線で考えると妥当な感じ。
金型で一発抜きが難しいところだけ、敢えてパーツを分割しているのだろうとうかがえる。塗りやすさや装備違いを狙ってついつい分割したくなるが、そういう思想ではない。ちなみにこのフィギュアでは驚きの4パーツ。
金型加工もCAD時代の今、パーツがぴったり合うのは当然。ピッタリ合うが、ダボホゾがないのは普通のプラモと大きく違う所かな。
適当に塗ってみた。
モールドは繊細でありながら、深く太い。ゲームの駒として多数塗ることになるんだろうし、繊細すぎなくて良いと思う。モールド自体はかなりデフォルメが利いており、凹!凸!とキッパリ分かれている。この辺が、適当に塗ってもなんか上手くいったように感じるポイントだろう
ゲームの駒だなと思うのが、自立性の高さ。土台も付いているが、土台なしでもシャキッと立てる。これは素晴らしい。
塗りにくそうなのに、塗ってみるとそれなりに塗れる。筆ムラやハミ出しも味として片付けられる。カリカリせずに小物の筆塗りを楽しむにはいい材料なんじゃないだろうか。
ただ、価格がそれなりだったり、買いにくかったり、フィギュアのデザインがむさいオッサンだらけだったり、ライト層としてはちょっと手を出しづらいよね。商品としては高く評価するけど、幾つも買うかと言われると厳しいかな。ゲームする機会があったら買っちゃいそうだけど。