あー、肩アーマーがズレてら。まぁここが可動するんだなって思ってくださいな。翼端灯のシールも剥がれてるし。
バトロイドモード。機体を機首、主翼、脚の各部に分解し、ガール本体に組み付ける。ガウォークの時は「ガウォーク形態の機体にガールが乗る」という形だったのに、バトロイドでは完全に各パーツを装着するといった形態。このパワードスーツ風の装着、嫌いじゃないぞ。
背負い物の大きさでひっくり返るかと思っていたが、意外にしっかり自立できる。腰膝の関節が少々緩めなので、素立ち以外は注意が要りそう。
脚部はつま先を外したりすることもなく、VF-31Jの脚をかぶせる事ができる。しかもガールの脚部とホゾタボでガッチリ合体。脚部はガウォーク時には後ろのふくらはぎ部が展開し、バトロイド時には外側のサイドが展開する複雑な構造。こうやってエンジンをチョロ見せするところがバルキリーらしいところ。
主翼部はジョイントで機首部を取り付け、ガールの背中にマウント。機首が折れると裏表の向きが逆じゃね?って思ったけど、パケ写を見るとこれで良いようだ。まぁ見栄えはこっちのほうがいいか。
そして背後から肩の上を通って、肩あての装甲が下りてくる。ガールの肩幅がやたらと狭くて華奢だったのはこのためか。たったこれだけのことだが、ただの背負い物じゃなくて装着感が倍増。
ガール時にヘッドが一回り大きいとか肩幅が狭いとかちょっと気になっていたのだが、バトロイドにするとちょうど馴染むバランスだと思う。購入前はガウォーク目的だったが、バトロイドの方が気に入った。完全分離のファイター、搭乗型のガウォーク、装着型のバトロイドと武装女子フィギュアとしては欲張りな構成。若干バルキリーという原作に縛られている観はあるが、その枠内でかなり良くできた内容だったんじゃないかなー。次作ではガールの可動範囲の見直しとかあるようだが、このバルキリー状態が基準であれば、私個人としてはそれほど必要性は感じないが……
バルキリー縛りということでソードやライフルなどの手持ち武器がないのが少々寂しいところ。特にVF-31Jは作中でもファイター中心だったから、バトロイド時の物足りなさは仕方がない。ここはVF-1が出た暁にはガンポッドで解決されるだろう。
シールの透け、剥がれも残念なところ。できれば可動部以外はPS素材を中心にしてもらえれば、塗装という選択肢も取りやすいのだが……可動&組み換えが肝なので塗装すべきかどうかというのはまた悩みどころだが……ネットで見ると塗装されている方も少なくない。
あと、何かの名残かもしれないが、胴体中央にバクっと折れるヒンジがあるのだが、ただの死にギミックになっているのが気になる。これは一体何だったのだろう……
総じて、ガール本体を一切差し替えすることなく装着ギミックを作り上げたことには拍手を贈りたい。武装神姫やフレームアームズガール、メガミデバイスでも軽装モードと武装モードで腕脚を丸ごと交換とか普通だったからなー。こういうパワードスーツ的なギミックは他にない特色になっていると思う。