バロンビエント、とりあえずシャシー組み立て。
ガイドローラーはもちろん、グリスさえ塗ってないけどね。
慣らす時はグリス塗らないんだよね? 私がやってた頃の常識のどれほどが、今も常識として生き残っているのか知らないけど……まぁ私がやってた頃は、グリス塗らずにカラ回ししてギヤを一皮むくのが定番だった。
とにかく、フロントモーターのシャシーは初めてだ。といってもメカ的な構造がそうそう変わるわけでもなく、むしろARシャシーとかMAシャシーみたいなガチガチ感がなくてちょっと拍子抜けか。そういう点で、違うアプローチのシャシーなんだなと思う。
モーターは下からの出し入れでメンテ性アップ……と思いたいが、プロペラシャフトが交差していてちゃんと引き出せるのかちょっと気になる。ギヤカバーは上からアクセス。プラのしなりを利用したロック機構はあまり好きではないが、パチンとしっかりホールドしてくれる。電池のアクセスも上からで、電池カバーはスライド機構を使ってしっかりガード。
しっかしボディを付けたままメンテする事なんてないだろうから、下からのアクセスにこだわらなくてもいい気はする。こっちがシンプルな構造だっていうんならまぁいいけど、説明書で上から下からと頻繁に図を見る向きが入れ替わるのでちょっと見づらい。俺は平気だけど、女の子でミニ四駆作ろうとしたけどよくわかんなかったって人が実際にいたし。
ところで、ヒートシンク風にスリットの入ったモーターカバーがちょっとかわいいね。背伸びした子供みたいでさ。
さて、問題はボディだ。
グロス成型が美しいボディ。屋根は幌っぽい造形で、半ツヤ加工。ミニ四駆ってこういう所は力はいってるよなー。
フロントグリルと、トランク蓋が別パーツ。トランク蓋はボディキャッチの成型上の問題だろうな。ボディキャッチを内側に作りこむのに、別パーツでも不自然じゃないトランクって造形にしたのは見事だと思う。
一方で窓枠とかの造形はユルユルで、まじめに塗装する気が失せる。
まぁ抜きの関係だろうけど別パーツのフロントグリル。ライト造形はレンズカットの加工さえナシ。そしてなんともやる気のないフォグランプっぽい造形。いただけねぇなぁ……一気に作る気が失せるね。
走り派の人には重量や重心でそもそも不評らしいから、おっさん向けに車っぽく見せる最低限の努力を払ってくれてもいいんじゃないかと思うんだが。まぁミニ四駆ってことで、接着剤なしのスナップキット(ただしビスあり)とかコストとか耐クラッシュ性とかの制限が重要ってのはわかるんだが……せめてヘッドライトのレンズカットとフォグにライトカバーっぽい造形と作っておいて欲しかったな。
オッサンとしてはライトをくりぬいて適当なキットからレンズ持ってきて埋め込むとかしなきゃ満足できないわけなんだが、そんな事するくらいならモーガンやスーパーセブンのキット作れよって話だよなぁ。
このまま放置か、適当に単色塗りして窓やライトはシールで済ますか。